30分走れるようになったら、次は時間を長くする?それとも、走る回数を増やす?
まずは、生活の無理をなくすことから始めよう
30分、休まずに走れるようになれば、健康的ジョギングダイエットも一段階上に行くことができます。
一段階上というのは、30分を60分などに増やすことや走る回数(頻度)を増やすことなのですが、そのどちらが良いのか?となれば、一概にどちらが良いというわけではありません。
純粋にダイエットだけの要素で考えても、あまり大きな差は無く、あくまでも全体の運動量の大きさが消費エネルギーを決定します。
ですので、ここで、考えてもらいたいのは、生活で何か無理をしていないか?という点。
回数を増やしたほうが良いパターン
たとえば、30分走る時間を確保するために、いつもより1時間早起きしていた人は、『頑張って30分』の状態から、そのまま『60分走る(=90分早起き)』にレベルアップさせることは難しいので、30分を毎日走る(=習慣にする)事のほうが重要です。
走る頻度が多くなれば、その分脂肪燃焼に繋がるエネルギー消費の回数が増えますので、これまで以上に効果的なダイエットをすることができます。
時間を長くすることの良さ
ジョギングダイエット成功の近道は、ジョギングすることを生活習慣にしてしまうことであり、回数を増やすことができるのであれば、できる限り毎日に近い頻度で走ることをおすすめしています。
しかし、時間や体力に余裕があるのなら、実は走る頻度よりも時間を長くしたほうが、ダイエットには効果があります。効果は長期的なものですが、先のレベルアップを見据えると、こちらのほうが近道かと思います。
理由の一つとして、筋力強化が挙げられます。
つまり、2日に1度60分走る足と、毎日30分走る足とでは、前者の方が筋力を要します。
頻度は少なくても、走る時間が長ければその分、筋力強化が見込めるため、その後の発展が容易になります。
毎日30分走っている人が毎日60分に変更するよりも、2日に1度60分走っている人のほうが、毎日60分に移行しやすい、ということです。
ただその前提には、ジョギングそのものを生活習慣にしてしまうことが最も重要であることも忘れずに・・・
このあたりのエッセンスを考慮して、頻度と時間(距離)の向上を図りましょう。
体型は、生活習慣の鏡です。
いずれにしても、ペースを上げるという選択肢は無い
これだけ覚えておいてください。ペースを上げると運動効率が落ちるだけではなく、故障の誘発、モチベーションの低下など、さまざまな弊害がありますので、慣れるまではあまり考えない方が良いです。
初心者の方であれば、どんなに速くても1km6分を切らないようにしてください。それ以上は故障率が急に高くなります。